なぜ起きる?ガラスの「ヤケ」とは?

なぜ起きる? ガラスの「ヤケ」とは? ガラスを長期間使い続けているとガラス表面が白く濁ることがあります。
透き通ったガラスが濁って見えるため、気になる方も多いのではないでしょうか。これは「ガラスのヤケ」という現象で、正しい予防をしていくことで発生のリスクを抑えることができます。
今回はこのガラスのヤケについて説明し、その予防や対策法を紹介していきます。
そもそもガラスのヤケとは 窓ガラスや浴室の鏡は、ガラス面が濡れては乾きを繰り返します。
それを繰り返すとガラスの表面からアルカリ質の成分が溶け出し、付着した水分がアルカリ質になります。その水分が空気中の二酸化炭素などの酸性質のものと混ざることによってガラスの表面を白くさせてしまうのです。

この白い物質は炭酸カルシウムや炭酸ナトリウムというもので、乾燥することで固まってしまい「白い物質が付着して取れない」と感じるようになります。これが一般的に言う「ガラスのヤケ」です。発生しないように日ごろからメンテナンスを行う必要があり、発生した後は落とすための対策を取る必要があります。

ヤケを防ぐためには

ガラスのヤケは「水分」がポイントとなっているため、ヤケの発生を抑えるためにはそれを付着させないようにするか、あるいは付着してもすぐに拭き取る、ということを行わなければなりません。水分が付着してガラスからアルカリ性の物質を作らせないようにすることが狙いです。

窓ガラスなどで結露が確認できたらその場ですぐに拭き取るようにしましょう。こういった日々のメンテナンスの積み重ねがヤケの防止では重要になります。

既にできたヤケを改善するには

既にガラスにヤケができている状態であれば、それを落とすためにはガラスを研磨する必要があります。
またその他には薬品を使って落とすという方法もあります。
ただ、上記の対策は部分的なヤケの改善については効率的な方法となりますが、ガラス全体にヤケができてしまった場合は、手間や時間がかかってしまいがちです。
ガラス全体にヤケができてしまった場合には、「ガラスそのものの取り替え」をしたほうがいい場合もあります。また、ガラスからアルカリ性の物質が溶け出している以上、ガラス自体も変質してしまっている可能性があるため、あまりにも広範囲にヤケができてしまった場合は、ガラスそのものを取り替えることも検討しておきましょう。

既にできたヤケを改善するには ガラスのヤケは一度できてしまうとなかなかうまく取り除くことができないため、事前の対策が重要となります。
現時点でガラスのヤケが見られる方は、ガラスそのものの取り替えも選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。



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