クルマのフロントガラスが凍結する原因と対処方法

クルマのフロントガラスが凍結する原因と対処方法 出勤前の慌ただしいときにクルマのフロントガラスが凍結しているのを見つけたら、とにかく早く対処したくなるものです。
そのようなとき、すぐに対処できる方法をいくつか用意できていると安心です。
今回は、クルマのフロントガラスが凍結する原因とその対処方法を5つご紹介します。

クルマのフロントガラスはなぜ凍結するのか? 

冬の日の朝、出勤しようと思ったときにフロントガラスが凍結しているのには本当に困らされます。
地域によっては毎朝凍結するというところもあるでしょう。それは一体なぜなのでしょうか。

空気の中には、常に一定の水分が含まれています。
日中、太陽の光によって温められている間は水蒸気として存在していますが、夜になって冷え込むとごく小さな氷となり、その重みで地面やフロントガラスなどに付着することが凍結の原因です。

これは天気予報などでよく耳にする「放射冷却」という現象で、これによる凍結は冬場のよく晴れた風のない日に起こりやすいといわれています。

フロントガラスの凍結に熱湯を使ってはいけない

フロントガラスの凍結を早く溶かすために、熱湯をかけたくなってしまうという方は多いのではないでしょうか。
しかし、それをやってはいけません。熱湯を使うとフロントガラスにひびが入る可能性があるからです。

フロントガラスは安全上の理由から、中間膜を2枚のガラスで挟んだ構造になっています。
凍結しているガラスに熱湯をかけることは、急激な温度差を作り出すことに他なりません。
もしガラスの表面に飛び石などでできた小さな傷がある場合には、2枚のガラスの膨張率の違いからガラスがひび割れることがあります。

お湯を使いたい場合には、熱湯ではなくぬるま湯を使ってください。

そのほか4つの対処方法をご紹介

凍結への対処方法は、お湯以外にもありますので、代表的なものをいくつかご紹介します。

・アイススクレイパー(氷をそぎ落とすヘラ)
・解氷スプレー
・デフロスター(フロントガラスの曇り除去や霜取り機能)
・ガレージもしくは屋根付きの駐車場にクルマを停める

アイススクレイパーは、その大きさや素材によって値段に幅がありますが、価格は300~1500円程度です。
一度買えば長く使えて、維持費もかからないのが利点といえます。

解氷スプレーは、フロントガラスにスプレーをするだけという優れものです。
アルコールの凝固点(凍り始める温度)が水よりも低い性質を利用しているため、水を混ぜたものでも代用できます。
市販品は再凍結防止剤が含まれているなど高性能といえます。
容量によりますが、価格は1本500~1000円程度ですので、まずは1本買って自分はどれくらい使うのか試してみるといいかもしません。

デフロスターはクルマに装備されている霜取り機能です。デフロスターのボタンを押し、エアコンの風量を最大にして5~10分で解氷できます。
しかし、朝は時間に余裕のない方が多いでしょう。アイドリングが禁止されている地域もありますので、確認が必要です。

そもそもフロントガラスの凍結はガレージや屋根付きの駐車場にクルマを停めていればほとんど起こることはありませんが、こちらは凍結の頻度やご予算によるでしょう。   金庫の番号を忘れてしまったときの対処法4つ
  フロントガラスが凍結する原因は放射冷却という現象で、生活をする上で避けては通れません。
そこで、そもそも凍結しないようにするというのも凍結対策として有効です。

凍結防止シートやカバーを使用することや、フロントガラスに撥水処理をしておくことで付着している氷をはがしやすくすることなどが挙げられます。
どちらもカーケア用品売り場やショップ、ガソリンスタンドなどで買えますし、ネットで注文することも可能です。解氷スプレーと合わせて対応することをおすすめします。


ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。
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