火災から命を守るために!家庭でできる防火対策
皆さんは、万が一の住宅火災に備えて対策をしていますか?
いざという時に逃げ遅れないためにも、家庭でできる防火対策をしておくと安心です。
今回は、住宅火災に備えて火災警報器の設置や防炎グッズなどの防火対策をご紹介します。
火災から命を守るために、日頃から対策をしましょう。
防火対策は住宅用火災警報器が大事
火災で亡くなる人の主な原因のひとつが「逃げ遅れ」です。特に就寝時は、火災の発生に気づきにくく逃げ遅れてしまいます。
それを防ぐため、平成16年より住宅用火災警報器の設置がすべての家庭に義務付けられました。
住宅用火災警報器は、熱や煙を感知すると警報音や音声が流れ、火災の発生を知らせてくれます。
そのため、初期消火や早めの避難を素早く行えます。しかし、故障などで警報器が作動しない場合もあるので、年に2回定期的に点検すると安心です。また、10年を目安に交換すると良いでしょう。
防火対策には防炎グッズが効果的
住宅火災は、タバコなどの火種が布製品に燃え移り、炎が広がることが原因で起こる場合がほとんどです。
このような燃え移りが原因の火災を防ぐためには、防炎品が効果的です。防炎品の素材には、特殊な加工が施されており燃えにくくなっています。
そのため、タバコなどの小さな火が接することがあっても簡単には燃えません。もし燃え移ったとしても、燃え広がりにくく、逃げる時間を確保できるので安心です。
防炎品には、パジャマやカーテン、絨毯、布団、壁紙などさまざまな種類があります。
防炎ラベルや防火製品表示ラベルを目印にして購入すると良いでしょう。
防火ガラスで対策する
一般的なガラスは、耐熱性が高くないため火災などで高温にさらされると割れて脱落し、火災の侵入を防げません。そこで、防火ガラスの設置をおすすめします。防火ガラスには、「網入りガラス」と「防耐火ガラス」の2種類があります。それぞれの特徴を以下にまとめました。
網入りガラス
板ガラスに金網が入っており、火災のときにガラスが破損しても脱落するのを防ぎます。従来は、この網入りガラスが多く使用されてきました。
防耐火ガラス
板ガラスに特殊な加工を加え、強度を高めたガラスです。この防耐火ガラスは、通常の強化ガラスに対して2倍以上の強度があり、万が一割れても破片は粒状になるのでケガをする心配がほとんどありません。
また、金網が入っていないので外観が良くデザイン性も高いのが特徴です。
突然起きる住宅火災から逃げ遅れないようにするため、各家庭できちんと対策を立てましょう。
日用品を防炎グッズにするだけでも、逃げ遅れ防止につながります。
火災は、住宅や家財だけでなく命まで奪ってしまう怖い存在です。万が一に備えて、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。
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