地震に強いガラスはある?窓ガラスの地震対策

地震に強いガラスはある? 窓ガラスの地震対策 日本は地震大国と呼ばれており、地震の発生率が非常に高いです。
そんな国に暮らす私たちは、日頃から地震に警戒し、対策をしておく必要があります。
その対策のひとつとして、窓ガラスにも目を向けてみてください。
窓ガラスは衝撃に弱いため、地震などの災害時に割れてしまうことがあり大変危険です。

そこで今回は、地震に強いガラスの種類や、普段からできる地震対策、また地震が発生した際に注意するべきことなどをご紹介します。  

地震に強いガラスの種類は?

一般的なフロートガラス(板ガラス)に比べ、比較的地震に強いガラスには次のようなものがあります。

網入りガラス

網入りガラスとは、ガラスの中に細い鉄線を挿入したガラスのことをいいます。
破損しても破片が飛び散りにくいので、ガラスの落下など飛散の面で安全です。

また、防火性にも優れており、火災の際にはガラスの落下が起こりにくくなっています。
ただし、異物が混入しているため、強度は同じ厚さのフロートガラスより劣ります。  

強化ガラス

強化ガラスとは、板ガラスを700度ほどの高温で加熱し、急冷して表面に圧縮層を持たせたガラスのことをいい、強度が高く、耐熱性にも優れています。
万一破損した場合にも破片は丸い粒状になるため、安全性は高いといえます。
デメリットとしては、一点集中の衝撃には弱く、ハンマーなどで容易に割れてしまうため、防犯上では有効ではありません。  

合わせガラス

合わせガラスとは、強靭で接着力の強い中間膜を2枚のガラスで挟み込み、高熱圧着したものをいいます。
万一破損しても中間膜にガラスが接着しているので、飛散や落下はほとんどなく安全性はとても高いです。
住宅の窓はもちろん、自動車のフロントガラスにも使われています。  

普段から気をつけたい窓ガラスの地震対策

地震はいつ起こるかわかりません。そのため、普段から地震対策をしておくことが大切といえます。 窓ガラスが破損する原因として多いものは、植木鉢や家具などがぶつかることです。 窓の周りには、地震で倒れる可能性のあるものなど、できるだけ物を置かないようにしましょう。 家具をしっかりと固定しておくことも大切です。また、窓の近くにベッドがある場合、就寝時はカーテンを閉めるようにするとガラスの破片から身を守ることができます。  

窓ガラスの強度を上げ飛散を防ぐには「ガラス飛散防止フィルム」

窓の近くに物を置かないことも大切ですが、窓ガラスを強化することも大切です。

そこで便利なのが「ガラス飛散防止フィルム」。このガラス飛散防止フィルムを窓ガラス全面に貼り付けると、フィルムによってガラスが強化され割れにくくなり、ガラスの飛散を防ぐことができます。
窓ガラスだけでなく食器棚など家具のガラスにも貼っておくことをおすすめします。
ガラス飛散防止フィルムは、ホームセンターや通販で購入できるので、ご自身で貼ってもいいですし、難しい場合は業者に頼むのもいいでしょう。  

地震が発生した際に注意すること

いざ地震が発生した際に注意したいこととしては、まずは窓から離れることです。
とくに、老朽化したビルや住宅の窓は、地震の揺れにより窓枠ごと落下する危険性があります。

また、建物の角にあるL字に合わさった窓ガラスは割れやすく危険なので離れてください。机の下などに隠れるのが安全です。
揺れがおさまり避難する際には、割れたガラスの破片が落ちている場合があるので、底の厚い運動靴などを履くようにしてください。
屋外にいる時に地震が発生した場合には、コートなどを頭に被り窓ガラスから離れるようにしましょう。   二重サッシの特徴
  地震が発生した際、割れた窓ガラスは凶器となります。
まずは、窓ガラスを飛散防止フィルムで強化したり、家具を固定したり、できることから対策を始めましょう。


ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。
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