意外と知らない!?窓の種類とその特徴
明るく風通しのよい住宅の条件は何だと思いますか?
日当たりの良さや家の向きも大事ですが、一番重要なのは窓です。どんな窓にするかで、室内の明るさや風通しの良さが異なってきます。
しかし、住宅用の窓にはさまざまな種類があり、どの窓にしたら良いか迷いますよね。
そこで今回は、住宅に用いられる窓の種類と特徴を、それぞれのメリット・デメリットと一緒にご紹介します。
窓選びの参考にしてみてください。
住宅で使われる窓の種類1.引き違い窓
日本の住宅で一番多く使われているのが、2枚の窓を左右に動かして開閉するタイプの引き違い窓です。メリット
引き違い窓は、窓を開閉するスペースがいらないので窓まわりのデザインが自由にできます。 また、開閉の幅を調整しやすく使い勝手が良いです。 そして、ベランダや庭に面した場所にこの窓を設置すると、外への出入りがしやすいというメリットがあります。デメリット
引き違い窓は、構造的に窓とサッシの間に隙間ができるので気密性は良くありません。 そのため、引き違い窓を多用してしまうと家の気密性が悪くなってしまいます。住宅で使われる窓の種類2.縦すべり出し窓
縦すべり出し窓とは、窓枠の上下に付いている溝に軸を沿わせて押し出すように開ける窓のことです。 ビジネスホテルなどで多く用いられています。メリット
縦すべり出し窓は、他の窓よりも外気を取り込みやすい構造になっているため、風通しを良くしたい場合にはおすすめです。 また、ストッパーを外すと窓が90度開くので、外側の面にも手が届き掃除をしやすいところが便利です。デメリット
雨の日に窓を開けると、窓の内側まで濡れてしまうので注意が必要です。住宅で使われる窓の種類3.横すべり出し窓
横すべり出し窓の場合は、窓枠の左右に設けられた溝に軸を沿わせて外側にすべり出させて開けます。 洗面所やトイレなどの水回りによく見られます。メリット
横すべり出し窓は、雨の日でも室内が濡れにくい構造です。 また、窓を少しだけ開けることで外から室内を見られずに空気だけを入れ替えることができます。デメリット
縦すべり出し窓と比べると、風通しはあまり良くありません。住宅で使われる窓の種類4.FIX窓
はめ殺し窓と呼ばれるもので、窓枠にガラスをはめ込んだ開閉できないタイプの窓です。 眺望や光を取り入れるために用いられます。メリット
開かないことで気密性が高くなります。 さらに、通常の四角い窓とは違い、形状の自由度が高いのでデザイン重視の場合におすすめです。デメリット
風通しは期待できません。また、壁に比べて断熱性も劣ります。 一口に窓と言っても、さまざまな種類のものがありますね。 窓を選ぶときは、設置する場所との相性を考え、それぞれに適した窓を設置することが重要です。 窓ひとつで、部屋の印象や風通しの良さがガラリと変わりますよ。 素敵な窓で快適な住まいづくりを目指しましょう。 ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。タグ:ガラス