窓ガラスにヒビが! すぐに交換したほうがいい?

窓ガラスにヒビが! すぐに交換したほうがいい?
窓ガラスにヒビが入ってしまった! こんなとき、そのままヒビをテープなどで留めて使用する方は案外多いものです。しかしながら、この対処は果たして正解なのでしょうか。
ここでは窓ガラスにヒビが入ったときの正しい対処法や応急処置、火災保険が適用されるケースなどをご紹介します。

窓ガラスにヒビが入ったときはすぐ交換すべき?

窓ガラスのヒビができるときは、外から物が飛んできてぶつかるケースや、ガラスが温度差により割れてしまう「熱割れ」によるケースが大半です。

熱割れはガラスの一部に日光が当たり続ける、冷暖房の風が直接当たるなどのシチュエーションで起きることがあります。これはガラスに「温度が高いところ」と「低いところ」の間で膨張して差が生まれ、物質のバランスが崩れて割れてしまうのです。

結論から言うと、これらのような原因で窓ガラスにヒビが入ったときはすぐにガラス交換をしましょう。一見すると「まだ大丈夫」な状態に見えるガラスも、ヒビが入っている時点で強度はかなり落ちています。ちょっとしたきっかけでさらに割れて飛散してしまう可能性も高いのです。

窓ガラスにヒビが入ったときの応急処置は?

窓ガラスにヒビが入ってしまったら、以下の手順で応急処置をするとよいでしょう。

①養生テープやガムテープをヒビに沿ってそっと押さえるように貼る
②窓の大きさに合うダンボールを貼り、飛散を防ぐ

テープを貼るときはケガを防ぐために、軍手をつけてから作業を進めましょう。
また、ヒビが入る前の対策としては、飛散防止フィルムを貼る方法が効果的です。万が一割れたとしても飛び散りを防いでくれるため、安全性が高まります。

窓ガラスのヒビ修理・交換に火災保険は適用される?

窓ガラスのヒビの原因によっては、火災保険の補償が受けられる場合があります。

【風災補償、雹災補償が受けられるケース】
・台風の風圧で窓ガラスが割れてしまった
・強風の日に物が飛んできて窓ガラスにヒビが入った
・雹(ひょう)、霰(あられ)がぶつかって窓ガラスにヒビが入った

【突発的な事故で補償が受けられるケース】
・子どもがボールを窓にぶつけ、ヒビが入った
・模様替えで家具を窓にぶつけてヒビが入った

【物体の落下や衝突、飛来補償が受けられるケース】
・鳥が窓にぶつかってヒビが入った
・外から石やボールが飛んできてヒビが入った

ちなみに、外からの飛来や落下、衝突が人による原因だった場合、相手へ損害賠償請求をするのが一般的です。しかし賠償能力がない相手や、鳥など人以外が原因だった場合は、火災保険の補償対象となります。

火災保険の注意点

火災保険でカバーされる範囲は加入している保険によっても異なります。どのような原因で補償が受けられるのかは、契約中の保険証券を確認しましょう。

また、火災保険に設定されている「免責金額」も要確認です。もし免責金額を決めている場合、その金額以下の損害が生じた場合の補償が受けられません。

そのほか、免責金額の設定方法についても合わせて確認しておきましょう。
免責金額の設定方法には、免責方式とフランチャイズ方式があります。免責方式の場合は「3万円」と決めたら、自己負担3万円で残りの金額が保険金として補償されます。一方フランチャイズ方式は、「10万円」と決めたら10万円以下の損害額は保証されません。その代わり10万円を超えた場合は全額が保険で補償され、自己負担は0円となります。

窓ガラスのヒビは放置厳禁! すみやかに対処を


窓ガラスにヒビが入ったとき、放置をするとガラスが飛散したり、最悪の場合抜け落ちたりすることも。大変危険ですので、まずは応急処置で飛び散りを防いでから、すみやかに窓ガラス業者へ交換の依頼をしましょう。
また、火災保険で修理交換費の一部がまかなえるケースもあります。台風などの対策として、年に一度は加入している火災保険の条件などを確認しておくことも大切です。

ガラスに関するご相談はお気軽にお問合せください。
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