冬は特に危険!?車の窓ガラス割れに注意!
冬は車の窓ガラスに霜が付いたり、雪が積もったりすることも多いですよね。霜が付いてしまうと視界が悪く運転できないばかりか、時には窓ガラスがいきなり割れてしまうケースも……。ここでは冬に車の窓ガラスが割れてしまう原因やNGな行動、窓ガラスを守るための対処方法をご紹介します。
冬に車の窓ガラスが割れてしまうのはどうして?
冬は車の窓ガラスにひび割れが起こりやすい季節です。その原因は、ズバリ「熱による温度差」。耐熱機能のないグラスに熱いお湯を注ぐと割れてしまうのと同じく、ガラス本体が冷えている状態で直射日光が当たり続けたり、熱湯をかけたりすると割れてしまうのです。この現象は一般的に“熱割れ”と呼ばれています。また、車の窓ガラスに細かな傷やひび割れが生じている場合、より大きなひび割れが発生する可能性が高くなります。ひび割れを起こした部分はガラスの粒子のバランスが悪くなり、強度も低くなっているのです。
車には「デフロスター」という、窓ガラスへエアコン風を当てられる機能が備わっています。窓ガラスにひび割れが生じていると、デフロスターで風を当てて温めただけでも簡単に割れてしまうケースがあります。
車の窓ガラスにひび割れが生じた場合、補修を依頼すると1~2万円程度、交換になると10万円前後もの出費が発生してしまいます。無駄な出費を抑えるためにも、車の窓ガラスの熱割れには十分注意しましょう。
車の窓ガラスに熱湯はNG!? 霜がついたときの正しい対処法
車の窓ガラスに霜がついてしまったとき、熱湯をかける方がいます。しかしこの方法は温度差でひび割れが起こりやすくなってしまうので、とてもリスクの高い方法です。お湯を掛ける場合は50℃以下であれば問題ないとされています。しかし、すでに細かな傷がたくさん入っていたり、ひび割れが生じていたりする場合は、50℃程度でもひび割れが広がるリスクがあります。
安全に霜を取るには、解氷スプレーを吹き付けてスクレーパーで取る方法がおすすめです。この方法なら窓ガラスの熱割れが起こりにくく、安心して霜取りができます。
また、車によってはエアコン運転を予約できる場合もあります。霜取りと車内の暖房ができ一石二鳥ですので、車にエアコン予約機能が搭載されている場合は利用してみると良いでしょう。
なお、日光による窓ガラスのひび割れを防ぐには、直射日光の当たらない場所へ車を停めるのが効果的です。車を停めている場所が日光の当たりやすいところならば、後付けでカーポートを設置したり、車を覆うカバーをかけたりすることをおすすめします。
車の窓ガラスはデリケート! やさしく霜取りをしよう!
近年の車の窓ガラスにはひび割れても飛散しにくいような加工が施されています。しかしフロントガラスがひび割れを起こしてしまうと見た目も良くないですし、そのまま運転するのは難しいもの。霜取りをする際は、窓ガラスに負担が少ない方法でやさしくお手入れをするようにしましょう。
万が一ガラスが割れてしまった場合は、窓ガラス業者を呼んで早めに補修、および交換してもらうことをおすすめします。ガラスにひび割れが生じていると車検を通せないので、日々のお手入れをしっかりと行い、割れてしまったらすみやかに対処をしておきましょう。
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