窓のリフォームの種類と費用相場
近年、窓サッシの性能は格段に向上しています。
住宅の中で最も外気から熱が出入りをする箇所は、壁ではなく窓だと言われており、住宅のリフォームを検討される方のなかでも、窓のリフォームを希望される方は多いようです。
そこで今回は窓のリフォームを検討される方に向けて、窓リフォームの主な目的や種類、そして費用相場について解説いたします。
窓のリフォームの目的
窓をリフォームすることで期待される最も大きな効果は、断熱性です。冬には室温の48%が窓から放出され、夏には71%の熱が窓から入ると言われており、リフォームによって窓の断熱性を上げることで、年間電気代の25%を節約できるとされています。さらに、断熱性を上げることで結露を防ぎ、家を傷めるリスクも減らすことができます。また、二重ガラスにすることで防犯性や防音性を高める効果もあります。
その他、大きすぎる窓を小さくしたり、部屋を明るくしたりするために新たに窓を設置するケースがあります。
窓のリフォームの種類
窓のリフォームには、主に以下の4つの種類があります。
1.サッシはそのままで窓ガラスのみ交換する
2.現在の窓サッシの内側に窓サッシを追加する
3.現在の窓サッシを撤去し、新たに同サイズまたは別サイズの窓サッシを設置する
4.窓のない箇所に新たに窓サッシを新設する。
一般的に、上記3や4は外壁工事が必要となるため、リフォーム費用が高くなります。いっぽう、2は既存窓サッシの廃棄処理費も不要で、1と同等の費用で手軽にリフォームが可能です。二重窓となるため特別なガラスを使用せずとも断熱性や防音性が上がりますが、窓の開閉が面倒になるといったデメリットもあります。
窓のリフォームにかかる費用
窓のリフォームに必要な費用は、窓サッシの値段に工賃を加えた金額となり、ガラスやサッシの種類や大きさなどによって変わってきます。
窓ガラスの費用相場は、一般的な複層ガラスなら2~6万円、遮熱ガラスなら5~9万円、防犯用強化ガラスなら6~12万円程度です。サッシも一緒に交換する際の費用相場は10万円~25万。樹脂サッシの内窓を追加する場合は、5~15万円程度となっています。工賃は外壁工事や足場の必要性によって異なり、3~10万円程度となっています。
窓リフォームの費用は、リフォームの種類や窓の大きさや種類、そして位置によって、大きく異なります。リフォームによってどのような効果を得たいのかを考慮したうえで、しっかりと見積もりをとり検討するようにしましょう。
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