ドアノブにはどのような種類がある?それぞれの特徴について

ドアノブにはどのような種類がある? それぞれの特徴について
開き戸や折戸にはさまざまなドアノブが付いています。ドアノブにはさまざまな形がありますが、いったいどのような種類があるのでしょうか?
さっそく、ドアノブの種類やそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。

 

ドアノブの形と種類の違い①:握り玉式

ドアノブには大きく分けて、丸い形の「握り玉式」と「レバー式」の2種類があります。

円筒状のドアノブを回してドアを開ける「握り玉式」は、室内や勝手口のドアなどによく使用されます。そこからさらに「チューブラ錠」「シリンダー円筒錠」「インテグラル錠」など、錠の種類で細分化が可能です。

チューブラ錠

室内ドアによく使われるチューブラ錠は、穴を開けるだけで比較的簡単に設置できるのがメリット。設置部分にネジ留めがある場合チューブラ錠と見分けられます。
施錠できるタイプのチューブラ錠は、鍵を閉めるとラッチ(ドアを枠に固定する部分)が動かないようになります。

シリンダー円筒錠

シリンダー円筒状は、ドアの外と内の両方から施錠・開錠ができます。台座や握り玉の根元に小さな穴がある場合はこのシリンダー錠と判別できます。施錠時はラッチが固定されてロックがかかる仕組みです。
施錠・解錠をプッシュボタンでおこなうため手軽ですが、防犯性は高くないため、外のドアには向いていません。

インテグラル錠

ドアを固定するラッチの上に、デッドボルトと呼ばれる施錠用の部品が付いているものを「インテグラル錠」と呼びます。主に勝手口で使用されているドアノブです。

表示錠

表示錠は施錠中かどうかが小窓の色で判断できるドアノブで、トイレに使われることが多いです。

 

ドアノブの形と種類の違い①:レバー式

レバー式のドアノブは、握り玉に比べて軽い力で開けられるのが魅力。また、高齢のご家族に手をひねる動きが苦手な方がいる場合も、レバー式のほうが使い勝手が良くおすすめです。

レバー式にも握り玉式と同じく「チューブラ錠」「インテグラル錠」「表示錠」があり、基本的に内部の構造は大きく変わりません。チューブラ錠はラッチのみ、インテグラル錠はデッドボルトがあるというのも同じです。
ちなみに表示錠はドアノブ本体ではなく、台座に表示板(施錠・解錠を判別する部分)が付いています。

ここでは、レバー式ならではの錠の種類をご紹介します、

シリンダー錠

シリンダー錠はドアノブの支点となる部分に鍵穴が付いているのが特徴です。チューブラ錠やインテグラル錠にシリンダーが付いているものと言い換えてもよいでしょう。

樹脂製ハンドル

レバー式には樹脂製のドアノブもあります。金属に比べると耐久性は高くありませんが、サビる心配がないため、浴室など湿気の多い場所に使われます。

自動施錠錠

レバー式のドアノブには、自動施錠タイプのものもあります。ドアが閉まると勝手に施錠してくれますので、鍵の閉め忘れを心配する必要がありません。

 

ドアノブの場所や使い勝手を考えて種類を選ぼう


ドアノブには数多くの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。最近の住宅では使い勝手を重視して、握り玉式からレバー式へとリフォームする方も少なくありません。その一方で、注文住宅などではデザイン性を重視し、あえてアンティークな握り玉タイプを設置するご家庭もあります。

ドアノブを選ぶ際は、ドアの場所や使い勝手、防犯性などを考慮して選ぶと失敗が少ないですよ。

鍵のことでお困りの方はお気軽にお問合せください。
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