結露が家にも身体にも悪影響を及ぼす理由
寒い時期に発生しがちな結露。
結露はただガラスに水滴がつくだけでなく、私たちの健康や住宅に悪影響を与える恐れがあるのです。
なぜ結露がこのような被害をもたらすのか、その理由と対策法をご紹介します。
結露が発生するメカニズム
効果的な結露対策をするために、まずは結露が発生するメカニズムを確認しておきましょう。結露発生のメカニズム
- 室内の暖かい空気により、多くの水蒸気を含むようになる
- 冷たい外気によりガラスの表面温度が下がる
- 暖かい室内の空気が、表面温度の下がった窓に接触する
- 空気が冷やされて含んでおけなくなった水蒸気が結露(水滴)となる
結露による悪影響
結露は単にジメジメするだけではありません。 結露により窓際のフローリングやカーテンが湿った状態のままだと、カビが発生しやすくなります。 その基準となるのが温度20℃、湿度70%以上です。温湿度計を設置してチェックするようにしましょう。 そして、カビが発生すると、カビをエサとするダニの繁殖に繋がります。 それにより小児ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギーが引き起こされる恐れがあるのです。 さらに、フローリングを傷めたり壁紙が剥がれたり、家を腐らせたりする危険も十分あります。室内の水蒸気量をおさえる工夫を
炊事中や睡眠中、さらに浴室や洗面所、鉢植えなどから大量の水蒸気が放出されています。 これらの水蒸気を換気扇や窓から時々逃がすようにしましょう。 また、以下のような生活を心がけることも大切です。- できるだけ室内干しを避ける
- お風呂のフタはきちんと閉める
- 過度に加湿器を使用しない
- エアコンや電気ストーブを使う