空き巣が侵入する場所は「窓ガラス」が大半で、全体の半分以上の割合になります。このため家の防犯を考える際に「窓ガラスからの侵入をいかにして遮断するか」という問題は、避けては通れないポイントでしょう。
今回は空き巣が窓ガラスから侵入する手口を3つご紹介します。
空き巣が窓ガラスから入る際に使う「3つの手口」
●三角割り
窓ガラスにドライバーを突き立てて割る「三角割り」は、別名「こじ破り」とも呼ばれます。
窓の枠とガラスの間にドライバーを突きつけててヒビを入れ、それを数カ所に繰り返し行うことでガラスを割る方法です。
この手法は音がほとんど出ず、およそ30秒ほどで侵入できてしまう点が特徴です。世界の空き巣犯罪の中では珍しい侵入方法ですが、日本では最もオーソドックスな侵入方法で、国内の空き巣にとってポピュラーな手口と言えます。
●打ち破り
私たちが「窓から侵入する」と聞いて一番イメージしやすいのが、ハンマー等でガラスを破壊する「打ち破り」という方法。打ち破りの大きな特徴は、犯行時間が極めて短い点です。
前述した三角割りでの犯行時間は早くても30秒と言われているのに対し、打ち破りは僅か数秒で侵入できてしまいます。
この方法は、大きな音で誰かが来るまでに侵入することが前提。
その名の通り窓ガラスを「打ち破る」ため、三角割り以上に大きな音が発生してしまいます。このため閑静な住宅街などではあまり使われず、線路沿いなど騒音で犯行時に発生する音をかき消されるような場所で行われる傾向があるのです。
●焼き破り
「焼き破り」は、窓ガラスにバーナーを当てて、窓ガラスを割ってしまう手口です。
この手法は外国犯罪で一般的な手口でしたが、昨今日本でもこの手法で侵入を計画する空き巣も増えてきました。
焼き破りは三角割りと同じように音がほとんど出ないという点が特徴ですが、更に「防犯対策が難しい」という点もあり、通常の空き巣対策を超えた対策が求められるようになっています。
3つの空き巣手口を防ぐための対策法とは?
三角割りや打ち破りを防ぐためには、窓ガラスを衝撃に強いガラスに替えることがお勧めです。
基本的にガラスは熱に対しては強くないため、焼き破りでバーナーなどを使用されると穴が空いてしまいますが、窓に面格子やシャッターを取り付けて犯行時間をかけさせる仕組みも効果的です。基本的に空き巣は犯行に時間がかかることを嫌がるため「いかにして時間を稼ぐか」といった点が犯行を防ぐための焦点となりますね。
ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。