防犯ガラスを設置する家庭は増加傾向にあります。
空き巣が家に侵入する手口で最も多いのが「ガラスを割る」「硝子を壊す」など窓から入り込むものです。
防止するためには「硝子を割れにくくする」「割れたときに大きい音を出す」といったガラスを設置することが有効となります。
そのような機能を持った硝子が「防犯ガラス」です。防犯ガラスの特徴とその効果について解説いたします。
防犯ガラスってどんな硝子？
防犯ガラスは特殊な中間膜を2枚のガラスの間に挟み強度をあげて、ガラスの破壊や穴の貫通が容易にできなくします。
防犯ガラスは中間膜の素材や厚みなどによってさまざまな種類があります。中間膜の種類によって、ドライバーやバールでのこじあけにどの程度対応しているかの違いが出るので、設置するときは必要な防犯度に適した防犯ガラスを選ぶと良いでしょう。
防犯ガラスで「犯行を遅らせる」ことも大切
空き巣や強盗は家への侵入まで5分以上かかると犯行を諦める場合が約7割と高いです。防犯ガラスを設置することによって、ガラスを割る作業に時間を使わせることができるので犯行を防止する効果が期待できます。
また一定の基準を満たした防犯ガラスには「防犯ガラスマーク」や「CPマーク」を貼りつけることが可能です。
空き巣や強盗は一般の方より知識が豊富なため、防犯ガラスだとわかると犯行を避けることがあります。要するに防犯ガラスに交換することで泥棒に対し得て防犯効果を発揮できるのです。
防犯効果の他にもガラスの間に中間膜がある為に万が一のガラス割れの時にも破片が飛散するのを防いでくれたり、紫外線カットの機能を持つものもあります。
防犯ガラスと防犯フィルムの違い
防犯ガラスが最初からフィルムが内部に入っているのに対し、防犯フィルムはあとから特殊なフィルムを貼りつけるという違いがあります。
わりと簡単にガラス強度を高める事はできますが、セキュリティーアップの観点からは防犯ガラスと同じ効果は望めません。
素人が貼りつけるとシワができたりゴミが入り込むことも多く、フィルムの効果を削いだり、透明度が失われる可能性があります。
さらに防犯のフィルムは紫外線などでの劣化もガラスに比べると早く、その頻度に寄って定期的な張替えも必要になります。
まず防犯フィルムの効果を最大限に発揮するには防犯ガラス、フィルムの基準値を比較検討したうえで、専門業者に施工を依頼する事をお奨めします。
防犯ガラスで未然に犯行を防止しよう！
防犯ガラスには板硝子協会が定めた防犯ランクの基準や官民合同会議が厳正な試験を通じて防犯効果が高いと認められると貼られるCPマークがあります。これらの基準やマークを参考にしながら防犯ガラスを選ぶとより高い効果が期待できるでしょう。
悪質な犯行を未然に防ぐには、防犯ガラスで窓を強化する事で可能になります。
ただし防犯ガラスに交換したからと安心しないで、戸締りをしっかりと行い鍵の管理には注意をはらいましょう。
防犯ガラスへの交換の際にはご相談を！詳しくはこちら
