鍵が穴の中で折れた!解決方法はある?
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鍵を鍵穴に入れてさあ開けよう、というときに鍵が折れてしまった! なんて経験はありませんか? 鍵が折れてしまうと慌ててしまいますし、できることなら早く解決したいですよね。
そこで今回は、鍵が鍵穴の中で折れてしまった場合の対処方法をご紹介します。
鍵が折れてしまう原因は?
鍵は経年と共に傷や金属疲労などで劣化していきます。そのような状態の鍵は、強い力が加わることで折れてしまうことがあるのです。鍵をまわすときはもちろん、鍵の抜き差しで折れてしまう場合もあります。また、鍵穴にゴミや汚れが詰まっていて引っ掛かってしまう……といった場合も要注意。鍵がシリンダーの内部で引っ掛かりやすくなることで鍵に大きな負担がかかり、回したときに折れやすくなってしまうのです。
鍵はおよそ10~15年ほどで寿命を迎えるといわれています。そのため、抜き差しがスムーズにいかなくなったり、変形やキズが著しかったりする場合は、鍵(場合によってはシリンダーそのものも)を交換する方が良い場合もあります。
鍵が中で折れた! 自分でできる対処法は?
鍵が鍵穴の中で折れてしまった……という場合、まずは鍵を抜き取ることが先決です。自分でできる対処方法を見てみましょう。ピンセットやペンチでつまんで引き抜く
折れた鍵の頭が穴から飛び出しているときは、ピンセットやペンチなどで引き抜ける場合があります。折れた部分をそっとつまみ、引っ張り出してみましょう。このときのポイントは、ピンセットの先を鍵穴に入れてしまわないこと。ピンセットを鍵穴に入れてしまうと、鍵が逆に押し込まれてしまい、抜けなくなってしまうおそれがあります。あくまでも無理のない範囲でやってみましょう。
鍵穴用の潤滑剤を差して、折れた鍵を抜き取る
鍵が引っ掛かっているようなら、鍵穴専用の潤滑剤を差すことで抜けやすくなるケースがあります。鍵穴専用潤滑剤はホームセンターやネットショッピングサイトなどで購入可能です。潤滑剤を鍵穴に差したら、頭をつまんで引き抜きましょう。ただしこの方法で引き抜けるのは、鍵穴から鍵の折れた部分が飛び出ている場合に限ります。折れた部分が内側に入っていて、つまむ部分が掴めない場合は自分で取り出すことができません。
また、潤滑剤代わりにサラダ油などを差すのもNGです。シリンダー内部の部品が劣化するなどのトラブルになりかねないので、必ず鍵穴専用の潤滑剤を使用しましょう。
シリンダーごと取り出す
機械の分解などに詳しい方の場合は、シリンダー筒を取り出して鍵を取り出すという方法も。ドアの横にあるフロントプレート、シリンダー止めピンを外したら、シリンダー本体を取り出します。このシリンダーの裏側から精密ドライバーなどで鍵を押し出せばOKです。その後、元通りに部品を戻しましょう。
ただしこの方法は難易度が高いので、自分でやるのが難しい場合は無理せず鍵業者を呼ぶことをおすすめします。
鍵が中で折れたら無理は禁物! 鍵業者への依頼も検討を
鍵が中で折れてしまうとつい焦ってしまうものです。しかし、無理に引き抜こうとすると逆に鍵を押し込んでしまって、事態が悪化することもあります。自分でどうにもならないと判断したら、無理せず鍵業者へ連絡して見てもらいましょう。
中で折れた鍵を取り出すのはもちろんですが、業者によっては鍵穴から合鍵を作ってくれたり、シリンダーの交換をしてくれたりといった対応もしてもらえます。
また、初めから鍵の専門知識が豊富な鍵業者へ依頼するほうが解決も早いです。鍵が中で折れて困ったときは、業者にお願いするという選択肢も検討してみてくださいね。
鍵のことでお困りの方はお気軽にお問合せください。