「ピンク汚れ」の正体って?落とし方と予防法

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「ピンク汚れ」の正体って? 落とし方と予防法


お風呂場や洗面所といった水回りでよく見かけるヌメヌメとしたピンク色の汚れ……。こまめに掃除してもすぐにまた発生してしまうこのピンク汚れに困っていませんか?
よくカビや水垢に間違われるピンク汚れですが、じつはそのどちらでもありません。
今回は、ピンク汚れの正体は一体何なのかをご説明した後、その予防法などについてご紹介いたします。



「ピンク汚れ」の正体とは? 何が原因?

お風呂の排水口やシャンプーボトルの裏などにできるピンク色の汚れの正体は一体何なのでしょうか? カビが発生しやすい場所にできヌメリもあるため「カビの一種かな?」と思われるかもしれませんが、カビではありません。
じつはピンク汚れの正体は「ロドトルラ」という酵母菌です。ロドトルラは水分を好み、繁殖スピードが非常に早いのが特徴で、その繁殖力はなんとカビの10倍といわれています。そのため、何度掃除してもまたピンク汚れが発生してしまうのですね。
ロドトルラの繁殖の原因は、残った石けんカスや皮脂汚れ、水垢などです。このピンク汚れを放置しておくと、黒カビが発生してしまうこともあるので注意しましょう。


ピンク汚れを落とすコツや予防法

ピンク汚れはこすれば簡単に落ちますが、多くの場合まだその場所にはロドトルラが残っています。そのままではまたすぐにピンク汚れが発生してしまうので、ここではロドトルラを撃退し、さらに予防する方法をご紹介します。

エタノールを使った方法

ロドトルラを完全に除去するにはエタノール消毒が有効です。
まずは普段通りにピンク汚れをきれいに落とし、水で洗い流してください。続いて、キッチンペーパーにたっぷりとエタノールを吹きかけ湿らせます。それをピンク汚れが発生しやすい場所に10分ほど貼り付けておきます。10分後、キッチンペーパーを剥がしてその場所をブラシでこすり、水できれいに洗い流したら完了です。
ただし、エタノールはアルコールの一種なので、プラスチック製品に長時間貼り付けておくと変色や変形の原因になってしまうので気を付けましょう。

重曹とクエン酸を使った方法

できれば天然素材でピンク汚れを撃退したいという方におすすめなのが、重曹とクエン酸で作った洗剤で汚れを落とす方法です。
作り方は、重曹100gにクエン酸5gを入れ、そこに水を少量ずつ加えてペースト状にします。その際に発泡してガスが発生することがありますが、有毒なものではないのでご安心ください。
ペースト状になった洗剤をブラシまたはスポンジに付けて汚れを落としていきます。重曹の研磨作用が石けんカスや皮脂汚れを剥がし、クエン酸が水垢を溶解してくれます。さらに、クエン酸には除菌効果もあり、ロドトルラの予防にも効果的です。

「ピンク汚れ」の正体って? 落とし方と予防法

ロドトルラが原因で発生するピンク汚れは、ただこすって落とすだけでなく、菌を徹底的に排除することが大切だということがわかりましたね。
カビとはちがってピンク汚れは短時間の掃除で簡単に落とし予防することができるので、こまめに掃除するようにしましょう。また、ロドトルラは水分を好むので、お風呂場であれば入浴後や掃除の後にはしっかりと換気をすることでもピンク汚れを防ぐことができますよ。






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