梅雨がくる前に始めよう!お風呂のカビ対策

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梅雨がくる前に始めよう! お風呂のカビ対策 梅雨から夏にかけて気温や湿度が上がる季節は、カビが最も元気になる季節。特にお風呂は元から温度や湿度も上がりやすいため、カビが生えやすい環境です。
カビは一度生えてしまうと取り除くのが大変なので、梅雨に入る前からカビ対策を習慣化しておくことをおすすめします。

カビが喜ぶ環境を作らないのが大切

カビは「気温20~30度」「湿度70%以上」「石鹸カスや皮脂などの栄養素」という3つの要素が揃うと増殖します。梅雨時から夏場のお風呂はこの条件が揃いやすいため、カビがどんどん増えてしまうのです。
逆に、夏場であってもこの3つの要素が揃わなければ増殖しません。夏場のお風呂のカビ対策はこの3つの要素に注目しましょう。
お風呂を使い終わったら、まずは熱いシャワーで壁や床を洗い流し、カビの栄養素を取り除きます。石鹸カスだけではなく、トリートメントのぬるぬるなどもきれいにしましょう。気になる部分はスポンジでこすり、排水口にたまったゴミも取り除きます。
次に浴室の温度を下げるために窓を開け、シャワーを冷水に切り替えてまきます。
最後に、湿度を下げるために3時間以上換気扇を回し、壁の水分をよく拭き取っておけばカビが増えにくい環境に。浴槽にお湯が残っている場合は、湿度を下げるためにフタは閉めるようにしましょう。

熱いシャワーは50度以上がおすすめ

カビはキノコと同じ真菌類と呼ばれる多細胞生物。胞子の状態で空中を漂い、条件が揃うと菌糸と呼ばれる根っこを伸ばしてどんどん増殖していきます。
カビは高温には耐えることができないので、お風呂を上がる前にかけるシャワーの温度は、50度以上にしましょう。ただ、ゴムパッキンなどに生えたカビは根が奥深くにまで伸びているため、さっとかけただけでは温度が上がらず死滅させることができません。カビ全体が確実に50度以上になるよう、90秒程度はシャワーをかけ続ける必要があります。
カビの胞子が目に見える状態にまで育つのに必要な期間は1週間から10日程度なので、熱湯による殺菌は1週間に1回で足ります。

天井はアルコールで拭いて殺菌

カビは普段、胞子と呼ばれる種のような状態で空中を漂っています。胞子は軽いため、暖かい空気に乗って、浴室の天井にもたくさん貼りつきます。床や壁を熱湯で殺菌しても、天井にくっついたままの胞子を残しておけば、胞子が下りてきて菌糸を伸ばし始めるので、天井も忘れずに掃除をしましょう。
天井に熱湯をかけるのは難しいので、市販の掃除用ワイパーにキッチンペーパーをつけアルコールで濡らし、天井を拭きます。浴室用の燻製タイプの除菌剤を使えば、掃除で取り除ききれなかったカビも丸ごと退治することができます。
天井の掃除や浴室内の丸ごと除菌は、1か月に1回程度行えばOKです。

天井はアルコールで拭いて殺菌
増えてしまったカビを取り除くのは大変です。お風呂のカビを増やさないために、梅雨前から「カビが喜ぶ環境を整えない」「熱湯・アルコールでカビを減らす」対策を習慣づけるようにしましょう。



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