
家族でマンション暮らしをしていると、どうしてもご近所の目が気になるもの。ちょっとしたことでも大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあることから、些細なことでも色々と心配になりがちです。
例えば小さな子どもがいる家庭は子どもが発する「音」を心配する方も少なくありません。
生活音などに不安を感じているのであれば「防音ガラス」を導入してみてはいかがでしょうか。
今回は「防音ガラス」の必要性とその特徴についてご紹介していきます。
騒音の大半は「窓」にある
お隣さんへの音を配慮するのであれば「壁」にも目を向けるべきなのではないか と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは、壁と窓の「厚さ」に目を向ければ一目瞭然です。
一般的な「壁」には石膏ボードや断熱材、サイディング、胴縁などが含まれており、約155ミリ前後だと考えられています。
その一方で一般的な窓ガラスの厚さはわずか「3ミリ前後」しかなく、防音環境を整えていない場合の大半が窓から音を発し、そして窓から音を侵入させてしまっているのです。
防音対策を考えるのであれば、まずはガラスからということを覚えておきましょう。
防音ガラスの特徴とは?

防音ガラスは特殊な膜を複数のガラスで挟んだものを指し、音によって発生する振動を熱に変換することで外部からの音を遮り、室内からの音も抑える働きを持っています。一般的にガラスは「音に弱い」という特徴を持っていますが、その常識を覆すものが防音ガラスなのです。
小さな子どもがいる家庭では「夜泣き」に悩まされているケースも多いことでしょう。しかし悩まされているのはご両親だけではなく、お隣に住んでいる方も同じかもしれません。
その他にも子どもが大きくなってやんちゃになったら遊び声が大きくなることで、隣の方に迷惑をかけてしまうことも。
ご近所への配慮を考えて、防音ガラスを導入する家庭もあります。トラブルの種を未然に防ぐことが近所づきあいを円滑にするポイントだと言えるでしょう。
防音ガラスと複層ガラスとの違い
防音ガラスの他にも「複層ガラス」というものがあります。複層ガラスを活用することで断熱性能を高める効果もありますし、「防音」にも一定の効果があると考えられています。
しかし複層ガラスが防音できるものは「人の声」前後の周波数に限り、それよりも低い周波数では一枚ガラスよりも防音機能が低下する可能性もあるため、防音性能を期待することは難しいでしょう。
その一方で防音ガラスはどの周波数でも比較的柔軟に対応することができ、さらに周波数に応じて防音効果を高めることもできます。
防音ガラスの有無によって、生活環境は大きく変わります。
子どもの声のボリュームを「毎日」「ずっと」おさえておくのは、そう簡単なことではありません。特に「泣くのが仕事」と言われる赤ちゃんの場合、顕著だと思います。
日々の家事や育児に奮闘しながら、ご近所の方々に配慮し続けるのは心を疲れさせてしまうので、早めに防音ガラスを導入して、少しでもご自身の負担を和らげることが大切です。
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