FIX窓のガラス交換は可能?気になるその方法は?

窓ガラスを持ち運ぶ二人の作業員 FIX窓というのは、開け閉めができず壁の一部のように一体化している窓のこと。陽光を効率的に取り入れられるFIX窓を天井や吹き抜けに取り付ければ、明るい室内空間が実現します。また、気密性や防犯性能が高いのもFIX窓の魅力です。 しかし、FIX窓はその形状から「一度FIX窓を取り付けてしまったらガラスの交換はできないのでは」と思っている人もいるかもしれません。今回は、FIX窓のガラス交換はできるのかという点についてチェックしてみましょう。

ビート交換でFIX窓のガラスを入れ替える

FIX窓は、壁にはめ込んで完全に固定してしまうことから「はめ殺し窓」と呼ばれます。また、外の景色を1枚の絵や写真のように楽しめるという点から「ピクチャーウィンドウ」と呼ばれることもあります。 かなり丈夫な窓ですが、鋭利なものが当たったり台風などの災害が起きたりしたときには割れてしまうこともあります。割れてしまったFIX窓を放置するのは危険なので、早急に修理交換するのが望ましいでしょう。 FIX窓のサッシは窓パッキンで固定されています。このゴム部分を取り外して窓ガラスを外し、新しい窓ガラスにビート(サッシに固定するためゴム状パーツ)を巻き付けながら交換します。これをビート交換と呼びます。この方法なら、簡単にFIX窓のガラスの交換ができます。

カバー工法でFIX窓を交換するという方法も

それまで使われていた窓枠の上に新しい窓枠を取り付けながらガラスを交換するというカバー工法も、FIX窓の交換によく使われる手法です。 まずは既存のFIX窓を取り除き、同様のサイズのガラスを用意します。既存のサッシ枠の上に補強の窓枠を取り付けたら、ガラスを入れ込んでいきます。あとは、すき間部分に樹脂やゴムを注入して固定すれば、FIX窓の交換が完了します。

熱線吸収ガラスをはめ込むのもおすすめ

FIX窓が取り付けられている場所に熱がこもるなど不便な思いをしていて、換気のために開閉可能な窓に交換したいというケースもあると思います。 こういった場合には開閉式の窓ではなく、太陽光を吸収するタイプの熱線吸収ガラスに交換するという方法もあります。熱線吸収ガラスは陽光の眩しさや暑さをシャットアウトしながらも明るい光を取り入れてくれる特殊なガラスなので、取り付けるだけで快適空間が実現します。 天窓からの日差しの眩しさや熱気に悩まされているという場合には、開閉式の窓にするのか、それとも熱線吸収ガラスを用いたFIX窓にするのかをよく検討して判断するのが良いでしょう。

FIX窓をルーバー窓にするという方法もある

横滑りさせて開閉する一般的な引き違い窓ではなく、横長の細いガラスが折り重なったルーバー窓に交換するというというのもひとつの方法です。ルーバー窓はハンドル操作で窓の開閉ができ、手軽に空気の入れ替えができるのが魅力の窓です。 まず、FIX窓から既存のガラスを取り外したら、窓枠に固定金具を取り付けていきます。この金具に細長いガラスを滑り込ませるように取り付けていくだけで、簡単にガラスの交換ができるのです。 戸締りされた窓 はめ殺し窓と呼ばれているFIX窓は、交換することができないと思われがちです。しかし、FIX窓はさまざまな方法で交換が可能なので、あきらめてしまう必要はありません。FIX窓に関するお悩みを抱えているのなら、まずは専門業者に相談をしてみることをおすすめします。 ガラス割れでお困りの際にはお気軽にお問合せください。
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